〜高校中退・引きこもりからの挑戦〜


☆仕事しながら5ヶ月で全科目合格
(平成13年8月大検合格 14年4月県内大学入学)
 仕事をしながら頑張っていたOさん(21歳)が一発合格しました。昼間はホームヘルパーの仕事をしています。仕事をしながらでも、しっかりに勉強すれば短期間で合格できることを証明しました。入会まもない頃私は高校へ入学しましたが、高校の先生や入学したコースが合わなくて高校1年のとき退学しました。翌年もう一度高校に入学したのですがやっぱり合わなくて辞めました。その後、遊んでばかりいましたが20歳の時「このままではダメだ」と気づき、「中卒でもできる仕事を」と考えてホームヘルパーの資格を得てました。今ホームヘルパーの仕事をしています。ようやく仕事も覚えさらに上の資格を目指そうと思いましたが、中卒のままですとホームヘルパー以上の資格を受験することができないとわかり、できて間もないミヤギユースセンターに一人で相談にきました。とりあえず個別に対応して指導してくれるということで入学しました。私の仕事の時間や仕事内容などをわかって指導してくれるので、とても助かっています。大検合格後は、社会福祉士の資格試験を受けますが、福祉関係の大学へ進学もいいな。と思い始めてます。最後にいろいろな大検予備校の資料を見たり相談に行きましたが、ここが一番授業料が安くて、ベテランの先生が丁寧に指導してくれると思います。
大検合格後
 まさか私が1回で全科目合格できるとは、家族も私も思っていませんでした。本当に嬉しいです。家族もたいへん喜んでくれました。特に父は「良かった、良かった。これからもっと仕事頑張って応援するから、短大でも大学でも進学しろよ。」と言ってくれました。父や母には高校中退するなど、大変心配掛けたので本当に嬉しかったです。本当に私の勉強の進みに合わせた個別指導ですから、仕事しながらでも短期間で合格できたと思っています。
 大学進学。これからが本当のスタート大検合格後、ホームヘルパーの仕事を通じていろいろなお年寄りを介護しながら「ホームヘルパーの資格を得るときに勉強したマニュアル通りの介護ではなく、介護される方の気持ちに立った介護。必要なときに必要な介護が直ぐに提供できるようにするにはどのようにしたらいいのか。」と考えるようになりました。今の介護の仕方に疑問を感じるようになり、もっといい介護ができるようにと大学進学を決心しました。大検で指導を受けた先生方に引き続き大学受験の指導をしていただき、今回も大検に引き続き大学受験も合格できました。これからしっかり勉強して、真実の介護ができるようになりたいと思います。そう考えると大検に合格して大学入学が目標ではなく、これからが本当のスタートだと思います。


☆2回目で合格
(高校1年中退 平成13年9月入学 14年8月大検合格)
 前年11月に受検して8科目合格し残り1科目になっていたK君。今回は見事合格しました。前回1科目残して「俺らしいかも。」と言っていましたが、やっぱりプ レッシャーはあったのだと思います。春頃は大学受験勉強も身に入らず、いろいろと考え込んだ時期がありました。プレッシャーを力に見事合格。大検終了後は合格に自信があったのでしょうか大学受験勉強に一生懸命です。今度は一発で大学進学して欲しいと 思います。


☆雛祭りにスタート。七夕には合格。立春に大学合格。
(高校1年中退 平成14年3月入学 9科目 8月合格 県外大学・県内大学合格)
 高校1年生で中退したO君。まずお母さんが2月に実施した「大検説明会」に参加していただきました。数日後お母さんと一緒にO君が教室見学に来ました。
「ほんの少し大検の話を聞きに行こう。」
といって連れてきたようです。髪は茶髪。ちょっと見ると不良っぽいかな。でも話してみると、とても素直で
「大学か専門学校に行きたい。でも、俺、頭が悪いから大検なんて合格できないよ。」と本音も少し。
大検の説明をしたあと
「まあ、先生にだまされたともって8月まで頑張ってみなよ。たった半年だよ。バイトは辞めなくてもいいから。
週に3回は来ようぜ。そうしたら合格できるからさあ。」
「ほんじゃやりますよ。8月まで頑張って見ますよ。本当に半年で良いんですよね。」
ということで、大検合格を目指して学習を始めたのが「雛祭りの3月3日」からです。
 バイト(当時ピザの配達)をやっていて、いつも3・4時頃から2時間程度勉強します。バイクで通っていたので、雨が続く梅雨の時などは大変だったでしょう。それでも週に3日は何があろうと通ってきてました。
 しかし、苦手な数学や家庭などのなかなか理解できないときなどは
「俺、勉強できなかったから。本当にこんなんで受かるんすか?」と何度も「あきらめ」かけました。
その度に
「まあ、だまされたと思って頑張ろうぜ。1時間でも30分でもいいから来いよ。」
と声をかけました。それに応えてよく通いました。いやいや通った時もあったでしょう。
その成果が出始めたのは6月頃からでした。自信がついたのか数学など苦手な科目も積極的に取り組むようになり、家に帰っても勉強しているようでした。検定試験の2週間前には
「もう俺、合格大丈夫っすね。」
と自信のある言葉が出るようになったのです。そして、本当に8月一発合格です。
 今回、大学も一発合格!!あのときあきらめなくて良かったね。


☆大検一発合格!短期大学一発合格! 我が子を信じましょう。
(高校2年中退 平成14年2月入学 6科目 8月合格 S短期大学など3短期大学合格)
 Tさんは私立高校に通っていたのですが、もうすぐ3年生に進学という2年生の2月に退学を決意し、退学手続きが終わったその日に大検合格をめざしてミヤギユースセンターに相談きました。その日から学習を始めました。月曜日から金曜日まで毎日午前10時から12時までの午前中だけの勉強です。退学したことで一番がっかりしていたのはお母さんでしょう。卒業まであと1年だったのですから。
 勉強を始めて1ヶ月経過した頃、お母さんが「最近とっても家庭の中が明るくなった。高校辞める頃は親子間で険悪だったが、このごろは親子で話すことも多くなった。一緒に買い物や料理もする。」というお話をしていただきました。高校を辞めて目標が見つかったことで、お母さんも気持ちが落ち着いたのでしょう。
 勉強が順調に行き始めた頃、自動車の免許を取るために教習所に通い始め、ちょっとバイトも。それでも大検は見事一発合格。
 高校に通っていたならば、校則や授業などで自分のペースで勉強したり、自分にあった生活ができなかったでしょう。午前中だけの勉強でしたが、かえってそれが良かったのかも知れません。しっかり自分の生活ペースを守り、生活リズムを作れたのでしょう。
 高校という枠にはまらない人たちはたくさんいます。自分を大切にしながら高校卒業資格が得られるのが大検なのです。大検合格後、短大合格を目指して勉強をしていましたが、今度も一般入試試験で見事合格しました。
 受験勉強中に突然、「面接の日は、やっぱり髪は黒くして、黒っぽいスーツがいいですよね。」と質問してきました。「受験ということを真剣に考えているんだな。」と思ったものです。試験前日「内申書はないので、2年生の時の出席日数と書かれていないですよね。」「たぶん、書かれていないと思うよ。1年生までの単位修得証明書だからね。」「よかった。内申書が関係ないなら、明日の試験に頑張れば良いですよね。」と言って最後の授業を終えました。
 「親に迷惑かけた。」とか、「本当に頑張らなければダメだ。」ということを一番わかっているのは、本人です。我が子を信じましょう。そういう育て方をしてきたのではありませんか。
 大検を一発合格して一番喜んでいたのは本人よりお母さんです。今回もきっとそうでしょう。
「大学受かった。超うれしい。大検受かった時よりも嬉しい。先生ありがとうございますました。」
大学の入学式終了後、わざわざお母さんと一緒に真新しい式服で来ていただきました。
Tさんとお母さんが「入学式後先生にお礼を言いたくて来ました。ありがとうございました。」
「Tさんが自分で頑張ったんだよ。お母さん。やっぱり我が子を信じて良かったですね。」


☆17才で合格 今はボランテア活動中
(高校1年中退 平成14年5月入学 平成14年8月大検合格)
 高校1年の1月に退学し、今回一発合格したS君は17才。飛び級以外では上級学校に進級できません。「俺、バイト見つかるまで何かやることないですか?」と相談を持ちかけられました。「じゃ、ここのお手伝いする?」ということになり、今現在先生 の教材の用意をしたり、コピーをとったりです。時間が空いていると一緒に英語、数学などの勉強もしています。ここで高校でできなかったいろいろな社会経験をして、将来に役立つことができるのならと思っています。


☆受検への不安を乗り越え全科目合格
(高校1年生中退 平成15年5月入学 15年8月大検合格)
 高校1年生で中退してから3年。ほとんど家に中心の生活。昨年から少し外でバイトができるようになりました。人の中での受検に対する不安を抱きながら勉強を始めたのは5月から。毎日コツコツと問題を解いて、初めての簿記の科目も短期間で身に付けました。1日の学習時間はその日によって違います。長く勉強するときには、お弁当を持参して午前から午後までの4〜5時間、3〜4科目のペースで勉強をしていました。
 ところが、受検の出願を済ませて2・3週間が過ぎてから、なれない勉強と受検に対する不安な気持ちが大きくなってしまい、途中で、「大検を受検するのをやめる。」と言って勉強をやめてしまった期間がありました。せっかくの受検票も破り捨ててしまいました。
 ですが、それから約1ヶ月くらい過ぎてから「やっぱりもう一度、大検に挑戦してみたい。」と本人より連絡があり、勉強を再開することになりました。大検まで残すところ数週間です。日数があまり残っていなかったので、「今回は大検会場の雰囲気を体験する。というような気楽な気持ちで受けてみよう。」という話をしました。
 その後は、自分のペースで、不得意科目を中心に、出題傾向の高い問題などを中心に勉強をした結果、見事に受検へのプレッシャーを乗り越え、一発合格。笑顔の素敵なSさん。これからが新しい自分のスタートです。


☆引きこもりからの脱出! 大検合格そして大学受験へ
(高校1年中退 平成15年5月入学 15年8月合格 16年4月 大学合格)
 高校1年途中で中退後22歳まで引きこもりの状態だったI 君、大検の勉強をするために福島の実家から親戚の家に下宿をしながら通っています。
 22歳になるとなすがに親戚の方も心配するようで
「生徒のペースで個別で指導をしている。一度資料を取り寄せて話を聞きに行ったらどうだ。」ということで相談に見えました。話していると「そろそろ何かをしなければ。」と思っていたようですがかなり勉強することにふあんがあったようです。、
 勉強するということから長い期間はなれていたこともあり、本人が勉強に不安がっていたので、特に基礎・基本に力を入れて勉強を始めました。全科目受検のため科目が多かったのですが、毎日午前と午後とに分けて、午前は10時頃から12時頃まで、お昼を食べに帰って、また2時頃から4時頃まで、1日3〜4科目を目安に問題に取り組みました。その結果、8月の大検で見事に全科目一発で合格することができました。毎日の地道な努力が実を結び、4ヶ月という短期間での合格を可能にしました。 大検合格後、今後のことを考えるために一度実家に帰っていましたが、「実家帰るとまた前の自分に戻ってしまう。」と想い、「行けるかどうかわからないけど、大学受験勉強をしてみよう。」という新たな目標に向かって勉強を再開するために仙台に戻ってきました。自分への挑戦は見事成功。大学も一発合格です。


☆高校受験に燃え尽きてから
(高校1年中退 平成16年9月入学 16年11月大検合格 現在大学受験勉強中)
高校受験で燃え尽きてしっまたかのように、高校入学とともに勉強をするとストレスがたまりほんと鉛筆さえ持つことが出来なくなってしまったT君。両親はお医者さんと相談して暫くは勉強をさせずにそっとして見守っていたようです。ですが出席日数が不足して結局高校は1年生の途中で中退。 中退後1年ぐらい過ぎてから相談に見えて頂いたようで、それまでの1年間ぐらいほとんど外には出ていなかったとのことで顔が青白く見えます。面接の時に「あんまり勉強、勉強と言わずゆっくり進めたい。取りあえず2〜3教科の学習でお願いします。鉛筆を持ってストレスがでると大変なので。」とお母さんが話していましたので、T君のペースにあわせて週1〜2回程度ゆっくり勉強をスタート。勉強というよりいろいろな世間話をした時間の方が全体の80%ぐらい。勉強時間はたとえ問題の途中でも1時間で終了。このような勉強を3ヶ月行いました。科目も得意な科目と一番苦手な科目。得意な科目は楽しそうに進めます。苦手な科目は嫌々。徐々にやりたいことが出てきたようで、中型自動二輪の免許を取得。得意そうに「先生、高校続けていたらバイクの免許なんて取れないっすよね。俺、大学で勉強したいことがあるんで、今度の試験(11月)は、まだ勉強始めたばかりなので半分くらい合格して、残りは夏に合格して、後は大学受験勉強。」「そうだね。ゆっくり行こうよ。まだ17才だし時間があるから。でもまあ今度試験(11月)半分なんて言わず全科目受験しようぜ。経験になるから。と言うことで今日からは過去問題中心でやるから。」
 11月全科目1回で合格。現在もマイペースで大学受験勉強中。彼女も出来たらしく今時の受験生。


☆ようやく合格。ほんとうに、おめでとう
(高校1年中退 平成16年10月入学 16年11月大検合格 17年3月大学合格)
A君が初めて大検のことを聴きに来たのが14年8月。当時でもう18才。高校1年で中退後家に引きこもり状態。それが大検を受けてみようと思って出願書の記入の仕方を聴きに来た、とのこと。その時は出願書を一緒に記入して終了。翌年また出願書の記入で相談に。それでも14年、15年は一人で勉強して4科目合格。16年9月3回目の出願書の記入の仕方で相談に。その時はもう20才は過ぎてました。あと5教科なんとか合格させたい。という想いから勉強の仕方を説明してその日は終了。翌日電話があって「ミヤギユースセンターで勉強するにはどうしたらいいのか?」。11月に残り全部合格出来ると思うからお母さんと一緒にきなさい。10月から勉強をスタート。残り1ヶ月半。スタートしてから2週間は週1〜2回2時間ぐらいの勉強時間。慣れてきたのか残り1ヶ月は毎日10時30分に登場し3〜4時頃まで。当然11月合格。合格した時「もう大検は合格したと思ってました。今から勉強して入れる理系(工学部)の大学ありますか?」「頑張れば、入れる大学なんてあると思うよ。」
 3月12日受験 18日合格。22日「先生合格した。25日に引っ越しするので忙しいから。今までありがとうございました。」 とても数年間も引きこもっていて、人と話すのが苦手だった面影はありません。21才で大学生。決して遅くはありません。A君にとってはこれが成長のペースであり、人生のペースなのです。A君毎日石巻から通って来てました。こちらが頭の下がる想いです。
 *ミヤギユースセンターには遠くから通ってくる生徒が大勢います。
   通学も実は社会参加の一つなのです。



〜不登校からの挑戦〜

☆小・中学校と不登校だったからこそ福祉関係の仕事が目標
(高校進学なし 平成13年11月大検合格 14年4月県内入学)
 僕は他人と付き合うのが苦手で小学校から中学校まで不登校でした。もちろん高校にも入学していません。家ではパソコンゲームなどで遊んでいました。20才を過ぎてからいろいろなアルバイトをして生活していましたが昨年暮れ「このままでは、一生アルバイト生活だ。」と思いこれから生涯できる仕事をと考えてみました。考えているうちに自分には福祉関係の仕事が向いているのではと思いました。そこで福祉関係の学校に入学するには高校卒業資格が必要となったので、大検受検を思い立ちミヤギユースセンターに入学しました。ここの先生は小学校や中学校の基礎
から丁寧に教えてくれるので始めは苦手で不安だった勉強も継続することができ大検に合格することができました。
 大検合格後、短期間の集中学習で大学にも合格しました。「僕は介護を必要とする方やその家族の方の心の悩みや精神的なケアができるようになりたいと思っています。自分のできることは何か。を大学で勉強して、世の中で役立つ人間になりたいと思います。」


☆小・中学校不登校でも一発合格
(高校進学なし 平成14年4月入学 14年8月大検合格 16年4月県外入学)
 小・中学校と不登校で高校に進学せず、今回17才(高校2年の年代)で一発合格したSさん。4月下旬より勉強を始めました。数学が一番苦手だったのですが、毎日午後1時頃より4時頃まで勉強していました。インターネットなどは得意な生徒でしたが、学校で系統的な学習の経験が乏しかったため数学のように系統立って基礎を積み上げていく科目は苦ってでした。基礎からしっかり勉強した成果です。新たな目標に向けてスタート
 昨年8月、高校2年生同じ年代で一発で大検合格してからほぼ1年。だいぶ期間が空いたものの新しい進路に向けて10月から勉強をスタート。英語と国語を中心に毎日午後2時頃から4時頃まで勉強をしています。英語はほとんど勉強したことがなかったので、基本的な単語やあいさつ表現から。毎日1単元ごとに文法・表現を学習して、基礎を積み上げていった結果、ほぼ高校で習う英語をマスターするところまできました。 



〜高校に在学しながら目標を持って〜


☆小・中学校が不登校、定時制高校に在籍したまま合格
(定時制高校在学 平成14年6月入学 14年8月大検合格)
 小学校から不登校だったのでフリースクールなどに通った経験があります。それでも18才で定時制高校に入学しました。今年2年に進級しましたが、定時制高校は4年制。現在19才なので卒業すると22才になってしまいます。そこで「大検は難しいけど挑戦してみよう。」と始めたのが6月からです。「大検は難しいと思って、今までなかなか挑戦できなかったけど、ここで勉強始めて合格できるのではないか。と思うようになって本当に合格できました。もっと早くここで勉強していれば良かった。」と。


☆マイペースで合格 人にはいろいろな生き方がある
 (高校2年中退・定時制高校在学 平成14年2月入学 9科目 8月合格  T専門学校合格)
 K君が大検勉強を始めたのが2月下旬。定時制高校に在学中でした。全日制高校の1年で退学し、定時制高校に入ったようですが、ほとんど通学していません。あまり外にも出ることもなかったようです。いわゆる引きこもり。 相談にはお母さんと見えました。話はちゃんと聞いてくれましたが
「通うかどうかわかんない。続くかどうかわかんない。」と素っ気ないものでした。
当然、ご両親は入学しても通学できるかどうか心配だったようですが、半ば強制的に入学をしました。(させられました。)
 大検の勉強を始めた頃は、勉強に来ても無口でただ黙って問題を解く毎日です。勉強に来る日、時間、勉強にきても、その日勉強する科目はその日の体調と気分しだい。まさにマイペース。
「今日は数学やる。」
「終わった。」
「説明はいいから、答え合わせだけ。」
「今日は早く帰る。」・・・ etc
 勉強にも通学にも慣れた7月。検定が近いのにもかかわらずバイトを始めたり、音楽活動をしたりと、自分の思いつきと行動力で高校生活ではけっして経験できないことをしっかり満喫しながらの受検勉強。それでも大検は一発合格。 大検合格後は、すぐ芸人を目指して専門学校を受験。見事合格。
 どんな芸人になるのか楽しみです。ぜひ、芸人になった狩野君を見てみたいものです。
 自分やりたいことももとめて頑張る。とっても大切なことです。自分は自分。マイペースでこれからの人生も生けて行けたらと願っています。

*つい2ヶ月前、20歳になったからと挨拶に来ました。しっかり目標を捨てずに頑張っています。


☆高卒資格だけは……54才の挑戦
(高校進学なし 平成16年6月入学 16年8月 大検合格)
Hさんが大検の説明会に参加したのは16年4月。独学で50才になってから独学で大検合格 に挑戦しなんとかの残り1科目(数学)だけなっている。残り1科目の数学だけが2年挑戦しているが合格できない。ここでなんとかならないものか? 仕事をしているので普通の予備校や塾のようなところではなかなか勉強することができないので・・・。
 それから少しお仕事の関係で間が開きましたが6月から6時以降個別指導にて対応することにしました。初めから数学は苦手意識が強く「歳だから覚えられない。」出来ないと「歳だから。」が口ぐせ。口癖が出ないように公式暗記よりも計算の仕組みを重点に指導。時間が掛かっても順番通りに計算することと途中で暗算や頭の中で計算せずをしっかりノートに計算式を書くことを指導しました。90分を週2回程度学習した結果。あんなに苦手で数年かかって合格しなかった数学が合格。順序よくやれば、丁寧に手を抜かずやれば、誰でも出来るのが数学。答えは頭の中でなく計算の中にあるのですね。 これからいろいろなことに挑戦して欲しいと思います。



〜中学生の勉強の場として〜


☆高校からは…「自分で考える能力の育成」こそがめざす指導
(平成15年9月入学 16年4月高校合格)
 中学3年生のM君は中学校に行ってません。しかし、基礎学力を身に付けたいということで5教科の勉強を始めました。勉強を進めていく中で高校受験を考えるようになり、ほぼ1週間に2回、2時間の自分のペースをくずすことなく、通ってきています。今は高校受験も考えて勉強をしています。先生が新しい分野や間違ったところなどを説明するときは、「うん、うん。」と笑顔で何度もうなずきながら熱心に話を聞いてくれます。1日のペースは2〜3教科で、英語・数学に関しては自分からどんどん問題を解いているのですが、理科・社会には苦手意識があるようです。しかし、分からない問題には地図帳や資料集などを大いに活用して、一生懸命調べながら取り組んでいます。自分でできるところは自分でやる。分からなくてもまず挑戦。ただ問題を解いたり解説するだけではなく、どうやって問題を解くのか。どこを見れば答えやヒントがあるのか。「自分で考える能力・解決する能力の育成」こそがミヤギユースセンターの指導法です。


☆不登校だったからこそ高校へ行きたい
(平成15年9月入学 16年4月県立高校合格)
 高校進学をめざして5教科の勉強をしているKさんは、中学不登校だったために通信制の高校に通っていたのですが、「制服を着て、毎日高校に通いたい。」という強い気持ちから全日制の高校を受験しようと決心したのが9月頃。決心するまでにはフリースクールの先生に相談したり、実際に私立校に出かけ高校の先生の話を聞いたりしました。
勉強をスタートしたのは10月。英語がは得意で、用意したプリントの問題をすぐに解いてしまう程です。しかし、他の4教科はあまり勉強したことがありません。特に理科・社会は苦手ということで、この2教科に力を入れて勉強を始めました。週に2〜3回通ってきますので、帰りに課題のプリントを持ち帰り家で問題を解いてきます。連休前になると1教科につき2〜3枚くらい積極的に持ち帰っていました。今は基礎学力も身に付いたので、実際の入試問題(過去問題)に挑戦し、間違えた問題を中心に学習を進めました。特に数学は分かるまで何度も繰り返し復習をしました。その結果、県立高校合格。

*現在も中学生の方が勉強しに来ています。学校の出席日数に入れて頂いています。



【最後に】
実はここで学んだ生徒達の数よりもっと多くの方が相談に見て頂きました。学校に復学した方、独学で大検に合格した方、高校進学に悩んでいた方などですが、少しは皆さんのお役にたつことが出来たでしょうか。これからも皆さんと一緒に活動を継続させて行きたいと思います。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。


ミヤギユースセンター通信【朔 風(きたかぜ)】
朔という文字は月の初め(1日)を朔日、一年の初め(1月)を朔月というように「はじめ」を表す文字です。12支の初めは子。子は方位は北。昔中国では、きたは「朔または北」でした。「朔風」とは、今からのはじまり。ミヤギユースセンターから「はじめる」、それもふるさとである宮城(北から)からのはじまるすべての人が、よい風にのって前進できるように。という思いを込めて名付けました。

*これは今までの通信(朔風)をまとめ若干手を加えたものです。
年齢などはその当時のものです。