ミヤギユースセンターの学習指導について

最近、お問い合わせいただく方の中に「自学自習ですか?」という質問が多いです。
「ミヤギユースセンターで学習する生徒の皆さんは、ほとんど不登校経験者です。高校中退者してしまった生徒、学力が足りず高校に進学しなかった生徒、LDやADHD傾向のある生徒や発達障害の生徒です。
 このような生徒が自学自習で高卒認定試験に合格できたり、高校の学習について行けたら良いですね。
 きっと自学自習ができないからミヤギユースセンターに学習に来ていると思いますよ。」

 
少しミヤギユースセンターの指導についてお話しをします。

ミヤギユースセンターが目指す生徒像
ミヤギユースセンターは、生徒一人ひとりが
将来自らの力で問題解決ができるような生徒をイメージして学習指導にあたっています。本当の学力。身についた学力を目指しています。今の子どもは「わかったつもり」「わかっているつもり」「理解したつもり」が多いように思います。 
「自分で考え、調べ、正しい知識を得る。」という経験を多くすることにより、自信と学習意欲の喚起に繋げています。

適期を大切にした指導
適期とう言葉があります。生徒の学習にも適期があります。
「今もう少し。今日はここまで。」というように指導内容と生徒の理解程度によって学習進度が決まります。
このような指導方では、その日の指導時間も一人ひとり違います。人によって指導時間が違いますから何時から何時、あるいは今日は50分とか90分とか指導時間を決めて指導することはできないのです。適期を逃してしまいます。適期を逃した野菜や肥料をやる過ぎた野菜はどうなるでしょうか?
一人ひとり、その日の適期にあわせて指導をしています。

個別指導、個別教育
ミヤギユースセンターで学習する生徒は、不登校だったり、高校中退したりと様々な経験をしていますので、一般の生徒に比べて、知識が系統化されて身についているわけではありません。 勉強も嫌いな方が多いです。
@勉強してきた内容
A覚えている事柄の量
B勉強から離れてからの年月
C理解力、記憶力・・・など
かなりの個性差がありますので、たとえ同じ科目の学習でも、同じ説明を行ったのでは、1人は理解できてもその他の生徒は全く理解できないということになります。
このような生徒に、高卒認定試験合格あるいは高校卒業のための学習、専門学校、大学への進学指導を行うわけですから、かなりの工夫が必要です。


いろいろな工夫から

ミヤギユースセンターでの生徒は、自然と学習に取り組んでいます。
見学に来た方、保護者の方や学校の先生、あるいはボランティア希望の方が一様に
「本当に不登校の生徒ですか?」
「引きこもっていた生徒ですか?」
「高校中退したのですか?」
「どこに問題があるのですか?」
不登校経験者、高校中退者、学力不振、軽度発達障害のある子でも、自然と1時間、2時間、3時間・・・と学習を続けることができる工夫をしています。
教材の選択、話し方、励まし方、しかり方など・・・です。

このように指導から、高卒認定試験合格や進級、卒業、進学が可能となっています。

ミヤギユースセンター
代表 土佐昭一郎